1:NLPって何?
1970年代、カリフォルニア大学の言語学助教授ジョン・グリンダーと心理学科学生の
リチャード・バンドラーの2人によって研究・開発がスタートしました。
要は、モデリングで3人のコミュニケーションの達人に学ぶという考えだと理解すればよいでしょう。
その3人とは、
ゲシュタルトセラピーのフリッツ・パールズ
家族療法のヴァージニア・サティア
催眠療法家のミルトン・エリクソンです。
学派も全く異なるタイプの3人ですが、治療のプロセスにおけるコミュニケーション要素を
徹底的に洗い出し、共通項を導き出しました。
要は、「コミュニケーションの達人に我々も学ぼう!」です。真似てもうまくいくことがあるのです。
別の解釈ですと、「コミュニケーションを科学する!」という解釈を私はしております。
天才セラピストの分析から始まった学問ですから、当然カウンセリング場面での適用を
考えての発達をたどるのでしょうが、アメリカではビジネスシーン対応のスキルとして
進化している感があります。現在、アメリカには10数のNLPを指導する団体があるようですが、
その中にはかなり際立って、ビジネスよりに(戦術・スキル特化して)
指導しているところもあるようです。
もしかしたらアメリカでNLPというと「言葉の魔術師」「マインドコントローラー」というような
印象を持たれているのかもしれません。
ここ十数年、日本でもNLPを学べる機会が増えてきたことは大変喜ばしいことです。
インパクトのある強烈なスキルゆえに、単なるスキル(ここでは、テクニックという意味です)を
身につけるだけでなく、そのスキルを活かす自分自身を常に磨くことを要求される
スキルでもあると感じております。
まだ、はじめてNLPという言葉に触れられた方は、何のことやらピンとこないと思いますが、
これから徐々に「(使い方を間違えねば)心を豊かにしてくれるNLP」について
ご案内させていただきます。