株式会社イサオファクトリー

5:VAKモデル~それぞれの具体的タイプ②~

   今回は、典型的なKinesthetic優位タイプについて触れたいと思います。
  *触れたい:これがKine表現ですね。

  身近な方について触れようと思いましたが、今回は皆さんがよく知っている方について
  触れたいと思います。

  典型的なKine優位タイプはヤンキースの「イチロー」さんです。 
  優れたアスリートにはKine優位の方が多いのではないかと思います。
  理屈ではなく、体(筋肉)が知っている(覚えている)。時間がかかるかもしれませんが、
  一度体で覚えたことは正確な再現性を発揮できる。

  私の主観かもしれませんが、Kine優位の方は、男性ならばヒゲ面や髪の毛をボサボサ気味で
  よく自分の顔の皮膚や髪の毛をいじっている方が多いように思います。
  触るというのもKineの特徴です。
  体の感じを表現します。
  「腑に落ちる」「しっくりいく(いかない)」「わくわく」「どきどき」…
  「腑」って内臓ですよね。体感覚表現の典型ですね。

  マリナーズ時代の大リーグのシーズンを前にしてのインタビューでイチローさんが
  こんなことを話していました。
  「毎年この時期の匂いがいいですね」
  (*註:嗅覚と味覚はKineに入れるという考えとそこまでは入れなくてもよいという考えがあります)
  「(シーズン前の)この不安な感じがたまんないですわ。ぞくぞくします!」

  また、ある取材記事によると、イチローさんは自分の道具(バットやグローブ)を
  人に触らせないそうです。
  特にバットには神経が通っているというような表現をしていました。
  道具と身体の一体感覚を大切にしているのでしょう…。

  今年も彼は、日々の鍛錬によって身体が知っている再現性をいかんなく発揮することでしょう!
  頑張れイチロー!!

  今回は、イチローさんを例にKinestheticについて紹介いたしました。