2:NLPとは、いい状態に持っていくスキル
第1回目は、NLPの概略を短くご案内いたしました。
では、そのNLPというものは、何のために使う(利用する)のか? ということになると思います。
要は、「嫌な状態を→良い状態に持っていくスキル」と考えています。
そのためのさまざまな考え方の枠組みやスキルがあります。
今後、このサイトの文章を読んでいただくだけでご理解とご利用できそうな考え方や
ミニ・スキルをご案内いたしたいと思います。
今回は、「連合と分離」です。
説明が難しいのですが、羅列をお許し願えるなら…
「連合(Association)」=ある状態を今まさに、しっかりと感じている。一体化している。
くっついている。同じである状態。と解釈しています。
当然、プラスのリソースフル(資源に満ち溢れている、心地よい、勇気溢れる)な状態に
いつも連合できていれば素敵なことでしょう!
「分離(Dissociation)」=ある状態を冷静に、一歩(人によっては何歩も)離れて自分を
見つめているあるいは、感じている、(自分の声さえも)聞いている状態。と解釈しています。
自分にとってマイナスの体験、状況に遭遇しているならば速やかにそれから離れたいのでは
ないでしょうか。そういう時に、分離のスキルが身についているととっても安らかになれそうです!
ただ、誤解のないように付記するならば、この「分離」は嫌なことから逃げることではありません。
逃げるのも選択肢の一つですし、本人が決めることです。ただ、他の選択肢にそのことを受け止めて
(受け止め方については後日ご案内いたします)チャレンジすることもあるかもしれません。
カウンセリングを共に学んでいる友人が、先日面白いことを言っていました。
彼女は、「分離」上手さんなのですが、満員電車で「分離」をうまく利用するそうです。
もみくちゃの混んでいる電車の中で、自分は明らかに車内に居るものの、自分の意識を
“フッ”と瞬間移動させて網棚に足をブランブランさせてリラックスして腰かけて下の皆さん方を
鼻歌交じりに眺めている自分を網棚に観るんだそうです…。意識はまさに数m離れているのですね。
これで、彼女は、疲れ知らずのビジネスパースンを明日も続けることができるのですね。素晴らしい!
こんな感じでよいと思います。NLPのスキルは、普段さりげなく行なっていることが多いのです。
ただ、しっかりと分かってやるのと何となくできてしまったのとは、質が違うと思います。